映画を語ろう。
愛を語ろう。
グリーンブック〜Green Book

JUGEMテーマ:映画

久々に戸田奈津子さんが字幕担当なのかと思った。

 

吹き替えの映画、字幕の映画。

どちらを好むか。私は断然、字幕

日本語として発したときに消える何か。理由付けのような吹替えで趣も消えてゆく

 

グリーンブック〜黒人のグリーンさんが書いた黒人のためのアメリカの歩き方。

それを手にして始まる

黒人天才ピアニスト ドン・シャーリーと

白人運転手トニーリップヴァレロンガの8週間の演奏旅

 

 

北部より人種差別がひどい南部での常識。

演奏は歓迎しても、黒人は黒人。

 

トイレは、家の中ではなくバラック小屋のようなところ。

洋品店で見つけたスーツも試着は出来ない。

 

一流のレストランでは、食事は禁止。

黒人は夜間外出禁止。

今まで他の映画で垣間見てきたものが、この映画でも表現される。

 

 

それでもドン・シャーリーは、敢えて南部での演奏にこだわる。

一流の教育を受けて、身につけたもので生きていく。

彼の演奏にお金を払ってくれる白人の世界が生きていく場所。

 

 

映画「白いカラス」を思い出してしまった。

黒人世界にも白人世界にも居場所のない自分。

ユダヤ人だと嘘をついて生きていた主人公。

 

偉そうにしてるわけでもなく、その道しか、独りぼっちの道しかなかったのだ。

 

 

白人トニーリップは、イタリア系移民であり、元々はクラブの用心棒。

毎晩、きっと問題があるであろうクラブで、

色んな客をあしらい、解決に持って行く手腕、臨機応変さ。

身についた生き方がそこにある。

 

 

そんな2人の友情旅。

イタリア系移民という暖かさを感じてしまう。

マイノリティゆえに絆が深く、愛を思う。

 

 

トニーリップに対して、嘘つき!だとドンが言う場面がある。

嘘ではない。「デタラメ」だ。嘘とデタラメは違う

 

 

英語ではなんて言ったのかな?

戸田さんの意訳を感じてしまった。私は気に入った。

 

嘘とデタラメとは、そこに物語があるかどうかだ。

 

絶対ピンチの時、デタラメを次から次へと並べて、くぐりぬけていくのも生きる知恵。

 

 

トニーリップの黒人への差別的な思いが変化して行くのは、

冒頭のコップを捨てるシーンから、

旅が終わった後のファミリーへの一つの言葉掛けで、頷ける。

 

そして、彼らファミリーは、反発もせず家族でその思いを受取る。

それが弱いが故に結束してきたイタリア系なのだ。

 

 

演奏旅行。

クリスマスまでに帰りたい。帰りさせてあげたい。

家族の集う、幸せの集うその時までに。

友情は、そこにある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

か行の映画 comments(0) trackbacks(0)
comment









trackback
http://cinema.tinypath.com/trackback/281
CALENDAR
S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>
COMMENT
  • 縞模様のパジャマの少年〜The Boy in the Striped Pyjamas
    tk (03/24)
PROFILE
MOBILE
qrcode