映画を語ろう。
愛を語ろう。
ハッピーエンドが書けるまで〜Stuck in Love

JUGEMテーマ:洋画 

父親と母親、娘サマンサ、息子ラスティ

それぞれに求めているものは愛なのに、どうしていいのかわからない。

もがきながらも前へ進んでいく物語。

 

小説家の父親は、離婚した妻に未練があり、彼女の家に不法侵入する始末。

 

娘のサマンサは、ロマンティストかリアリスト

人には二種類あると、ラスティに説教をするくらい、

親の離婚に痛手を受けている。

amazonプライム映画字幕によると、

〜リアリストは、意中の人をいい女の一人としてみる

ロマンティストは、その人が神が選んだ1人だと信じる

でも神はいないし、

人生の意義も思い込みにすぎない

愛を避けなさい。私のモットーよ〜

 

もう、信じて傷つきたくないのだ。殻を作って自分を守る。

 

息子ラスティは、臆病で、ポエムにしたためるが関の山

好きな子に行動としての一歩前に進むことが出来ない。

 

 

そして、物書きという職業の父親を持つサマンサ、ラスティも

同じく小説家の道を選んでいる。

だからこそ、この映画は、要所要所にそういった香りが立ちこめ

本好きの人なら、それも楽しめる。

 

劇中で紹介される本たち

スティーブンキングの 「IT」と「ザ・スタンド」 

サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」

ベバリイクリアリーの「ヘンショーさんへの手紙」

そして、レイモンドカーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」

 

私としては、レイモンドカーヴァーの本にぐっときた。

カーヴァーの本は、村上春樹氏が翻訳しているが、

彼は、この言い回しが好きだと、この題名を頂き

「走ることについて語るときに僕の語ること」という本を書いた。

そして、私は、春樹氏のこの本が大好きで、言い回しもお気に入り。

HPの日記をメルマガにしたものに「私の語ること」というタイトルをつけている。

 

カーヴァーのセンスが、父親のセンスとなっている。

それが、愛についての父親の感性。

Stuck in Love だからこその「愛」

 

愛が怖いサマンサは、言い寄るルイスを

コテンパンに傷つけるためにどんな本が好き?と質問をする。

そのルイス役は、映画「フューリー」で、洗礼名マシーンを与えられたノーマン

 

そこで、ルイスが本気で答えた本のタイトルは「ヘンショーさんへの手紙」

児童書のこれにサマンサは、心を揺さぶられる。

両親が離婚し、自分の胸の内をヘンショーさんという作家へ

手紙を書くことによって、成長していく物語である。

 

 

臆病なラスティが、クリスマスに愛するケイトに選んだ本は

スティーブンキングの「IT」

ラスティは、この本を世界で一番好きなのは自分だと言い切るくらいファンであり、

映画のラスト近くに

スティーブンキングと「スタンドバイミー」について語るシーンがある。

 

ハッピーエンドに向かって、

それぞれが歩む中で、未練がましく、別れた妻をどうして待っているのか。

そんな謎解きが、父親によって語られていくが

その言葉の感性によって、サマンサは癒され、

憎んだ母親と和解したい気持ちがぐっとこみ上げてくる。

 

 

言葉で語れないものと言葉で語れるもの。

その両方をこの映画には感じ取れる。

 

〜鼓動が聞こえた みんなの鼓動が

人が立てる雑音が聞こえた 誰一人動かない

部屋が暗くなっても〜

 

 

 

 

 

 

 

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