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アリスのままで〜Still Alice

JUGEMテーマ:洋画

 

若年性アルツハイマー認知症 

それも家族性アルツハイマー病に冒されたアリス

つまり、遺伝性であり、彼女は父親の遺伝子から

そして、彼女の子ども達にもそれは影響し、

検査の結果陽性者一名、陰性者一名

検査を受けぬもの一名。

 

それだけでも家族にとって受け入れがたい悲しみなのに

皮肉にもアリスは、言語学の教授であった。

言葉の専門家が言葉を失うと病気というのは、あまりにも切ない。

 

ジュリアンムーア演じるアリスが、

アルツハイマーの現状をスピーチするシーンがある。

そのスピーチを

この出来事を忘れたくないと最後に語る

その素晴らしいスピーチに感動する。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

詩人エリザベスビッショプは、

「なくす技」を覚えるのは簡単

多くのものが失われるのは災いではないと書きました。

私は詩人ではなく 若年性アルツハイマー病です。

そして、日々「なくす技」を習得しています

 

方向感覚をなくし、物をなくし 眠りをなくし

そして、記憶をなくしています。

 

私の人生は、記憶に満ちています

記憶は私の最も大切な宝物になりました。

私が人生で蓄えた全てが

努力して得た全てが 剥ぎ取られていくのです。

 

地獄です

 

私が苦しんでいると思わないで。

闘っているのです。

世界の一部であろうとして、

かつてそうであった自分であろうとして

 

だから瞬間を生きています

瞬間を生きること

それが私の出来るすべて

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

アリスの言葉を一つも聞き漏らさないようにと私もメモを取る。

このスピーチが、この映画全てだと思う。

満ちている記憶?

夫とのギリシャ旅行。夫との思い出。

アリスの母と姉との思い出。

子ども達との思い出。 全ての記憶で満ちている宝物

そして、アリス自身にかえった時

言葉を駆使して生きてきた人間にとって、

これはまさに地獄なのだと思うと泣けてくる。

 

アリスがどんどん、アリスでなくなり

滑稽になるのとは対照的な高学歴の夫と長男長女。

最後に寄り添ったのは、自由に自分の道を探し続けていた次女だった。

優しさって、何?

 

ラストシーン

記憶が無くなった果てのアリスに次女リディアが演劇の物語を語り

うつろな目のアリスが、リディアの問いかけに答える。

「愛」「愛についてよ」 

 

記憶を失おうとアリスがアリスのままでなくなろうと

生きているアリス。

最後の最後まで残るのは、愛でしかなく、

リディアとアリスの関係に涙が止まらない。

 

 

 

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