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ノルウエイの森

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ノルウエイの森について
ウィキによれば
村上春樹は、この話は
基本的にカジュアルティーズについての話なのだ。という。
そして、さらにその説明文の中で、
そのカジュアルティーズには、カッコ書きがついており
合う日本語訳がなかったようだ。

私は、春樹氏自身、英語と日本語の中で生き、
わざわざ、日本語にしなければいけないこともないだろうし
訳せない感覚の言葉があると思う。
受け手の私たちが、
そのまま、カジュアリティーズの
その感覚をつかむこと。
それが出来なければ
この作品を理解することも難しいのではないか?

 

本は読んでいない。
何ら先入観のない中で、映画を鑑賞する。

カジュアリティーズの生き様の中に
セックスは必要であるか?
ここまでこだわるか?

私は、YESなんだと思う。
偶然的な被害者、傷つき、そんな人生のなかで
存在を示すのは、そこではないのかな?

今の若者はわからないが、

当時の若者のどうしようもないエネルギーの行き先を思う。

松山けんいち演じる「僕」が
さらりという台詞がある。
何度も何度も。
感情をもたないような言い方が、
それ以上でもなく
それ未満でもなくちょうど中立の「容認」に感じて
つまり、一番の優しい響きに聞こえた。

傷ついたものにっとての心地よい響き。

あらすじは、こうだ。
直子とキズキという男性は、愛しあい、
僕はキズキの友達だったから、常にそばにいて、
けれど、キズキが自殺して、
その後、偶然、上京した僕と出会う直子。
その僕と直子の愛と
新たな女性緑と僕の愛。

 

直子と毎週会う様になって、

20歳の誕生日。二人してお祝いをする。

その時、自然に愛の行為になるが、

僕は、直子が初めてだと気づき驚く。

キズキと関係はなかったの?

直子は口をつぐんだまま、そして、その後直子との音信は途絶えた。

やっと直子からの便りがあり、

彼女がいる場所は、療養所だと知り、会いに行く。

直子が会いたいのは、わたなべ(僕)だったのだ。

 

療養所のある山の中を何度も何度も往復して、彼らは語る。

その語らいの中で、

直子は、愛したきさきと愛の行為が成立しなかったと嘆く。

どんなにがんばっても出来なかった。濡れなかった。

いつも手と口とでしか出来なかった。

一度も成立しなかったことは、どういうことか?何故?

いろんなこと話し合えた人なのに。

なのに、僕との愛の行為の時は、濡れていたし、出来た。
全てにおいて、
直子はそこで、何かしら傷ついた。
相手のキズキは、もうこの世にいない。

若ければ若いほど、この嘆きは痛烈なのだと思う。

 

この映画には、他にも三人カジュアリティーズの女性が出てくる

書店の娘であり同じ大学生の緑、

直子の面倒を見ているれいこ

そして、女性を性の対象としか見ない永沢という男性に愛を思うハツミ

 

ハツミは、永沢の海外赴任の中、他の男性と結婚し、二年後に自殺した。

たくさんの女性と関係していても、永沢という人が好きだったハツミ

愛するって何だろう?性って何だろう?

傷つきながらも生きていくしかない生き方は普通じゃないかもしれない。

でも、普通に結婚したことで、傷つきが耐えれなくなって死んだのだ。

 

最後、直子の自殺によって、僕の一つの区切りが出来た。

僕が泣いて泣きじゃくるシーンがあるが、

男が泣くということは、こういうことなのかと思った。

全てを吐き出すしかない。


全く違うが、
私は、夏目漱石の「こころ」を思い出した。
親友が愛していることを知りながらも
その彼女を奪った先生。

そして、親友は自殺する。一言も語らずに。
カジュアリティーズという表現は、そぐわないが、
若いときの傷つきやすさ。
そして、先生は、生きる中でずっとそれに苦しみ
最後に死を選んだ。

生と性〜それはわかれば若いほど、深く漲りの一致ではないかな。

映画を見終わり、ノルウエイの森というビートルズの音楽を聴いた。

日本語訳がついていたので、

映画をまた振り返った。この映画は、これでよかったんだと思う。

ミスキャストとか、本を読んでいたら思うかもしれないが、

先入観がなければ、これ何だと思う。

そして、本の世界にも浸りたくなった

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