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リリーのすべて〜The Danish girl

JUGEMテーマ:洋画

世界で初めて性別適合手術をしたリリーエルベ〜アイナーヴェイナーのお話。

映画の冒頭、タイトルが出る。

The Danish Girl〜つまりデンマークの女の子

日本語タイトルは、「リリーのすべて」であり、

国柄の違い〜何かしらのニュアンスの違いを思った。

 

最初のシーンの自然の美しさ。

まるで絵画を見てるようなその風景。

それは、アイナーが育った場所〜

そして、アイナーは風景画家として、妻のゲルダは肖像画家として

お互いを尊重し合い、認め合い

何よりも愛し合っている。

 

口に出して、何もかも言わなくても

ささやかな言葉と仕草、その雰囲気で

彼らがどれだけ愛し合っているか。。

画面から充分伝わってくる。

 

ある日、ゲルダは、仕上げに間に合わなくなった

モデルのピンチヒッターとして、

アイナーに足の部分のモデルを頼む。

 

ストッキングを履き、洋服を合わせ、

女性らしさを表現しようと

鏡に向かうアイナー

 

まんざらでもないアイナーに

ゲルダは、

リリーという女性名を付け、女装させ

一緒にパーティーにいくことしにした。

 

二人して、洋服を選び、メイクもして、楽しい時間。

しかし、パーティーで、

リリーと男性とのキッスをみてショックを受け

これ以上のお遊びは、もうやめだとアイナーに告げる。

 

しかし、何かが崩れはじめ。。

いや、何かが生まれはじめた。

 

アイナーは、見つけた。

アイデンティティを、リリーの中に

本当の自分を見つけた。

 

アイナーにとって、女装が発端ではなく

小さなころから、アイナーの中に

リリーが存在していただけのこと。

それをまさに知った。

 

リリーでいることが、自分なのだ。

 

それからの二人の愛に泣けてくる。

ゲルダにとっての苦悩。

男と女。愛の行為だってしたいし、

男に抱き寄せられたい。

けれど、それはエロスという愛。

 

彼女は、リリーを愛する。

リリーとアイナーは、ゲルダの愛する人。

男として、女としてではなく

人間として、愛する。

 

愛には4つの愛があると習ったのは、

昔々、倫理社会で習ったかな?

アガペーという究極の愛だと私は思う。

ゲルダはリリーを愛する。

 

だからこそ、最後に

リリーが求める女性としての体の手術にも

誰よりも応援し、

誰よりも友人として寄り添った。

人間リリーの幸せを何よりも願う。

 

リリー役のエディ・レッドメインは、あまりにも美しかった。

一つ一つの仕草を

女性らしいそれを求めて、

美しい体を求めて

維持するために節制もする。

 

彼女がどれだけ美しい人になりたかったか。

芸術家ゆえの妥協出来ない「美」の世界がある。

完璧に美しくなのだ。

 

ゲルダ役のアリシアヴィキャンデルは、

「アンナカレーニナ」では、

田舎娘キティ役で

ちっともきれいに思えなかったが、

今回は、存在感ある強い女性を演じていて、

美しかった。

 

 

芸術家同士、まず、究極に美を求め、

そこに価値観があるからこその二人の愛の物語。

そして、デンマークの女の子の物語。

 

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