映画を語ろう。
愛を語ろう。
長い灰色の線
JUGEMテーマ:洋画
アメリカのウェストポイントの陸軍士官学校の
教官だったマーティンマーの物語。
マーティンマーの自分の辞職命令に不服で、
その撤回を求め、大統領と面会し、
今までの思い出、出来事を回想していく。

ジョンフォード監督の作品は、何故かいつも暖かい。
私は、まったく観るつもりもなかったのに、
古臭くて、どうなるやらと思っていたのに
だんだん引き込まれていった。

アイルランドから来たマーティンマー。
最初は給仕から始まったが、
二ヶ月働いて、皿を割った弁償代は、三か月分。
そんな彼を見出したのは、体育主任の大佐だった。
マーティンマーは、大佐の助手となり、
大佐の家にやってきたお手伝いのメアリーに恋をする。

この二人の描き方も
やっぱり、ジョンフォード監督らしいというか
モーリンオハラのイメージなのか。
気が強くて、優しくて、積極的でナイーブで。
「静かなる男」や「我が谷は緑なりき」を見ているような気分。
よくよく見れば
モーリンオハラ演じるメアリーが
田舎からマーティンマーの父親を呼び寄せるが
その俳優は「我が谷は緑なりき」でも父親役だった。




古き良き時代と言えばそれまで。

こんな古臭い学校と
若い42歳の知事が訪問した時に言う場面があるが、

しかし、厳しい学校で
鍛えられた精神力というものが、
立派な士官を育てる。
マッカーサー、アイゼンハワー。。。と
マーティンマーは、教育者としての誇りを持って話すところは、
私も同感だ。

上に立つものほど、精神力が大切なのだから。

様々な候補生たちとの交流。
子供が出来なかったマーティンマーとメアリーには
皆が大切な子供たちであり、
特別にレッドという候補生を愛し、
あとに彼の妻になるキティも愛し、その息子も愛した。

やがて、メアリーが亡くなり
独りぼっちになったマーティンマー。

あるクリスマス
たくさんの候補生が集まり、
そして、レッドの戦死後も家族同然に愛した
キティとレッドジュニアもやってきて、
楽しいクリスマスを演出する姿は、
愛に包まれていて、なんと心地よくなる映画なのだろう。





そんな回顧の後、
士官学校に帰ってきたマーティンマーを迎え入れたのは、
長い灰色の線〜
マーティンマーに敬意を表しての
士官学校の候補生たちの行進だった。


涙を拭いながら見つめるマーティンマー。
そこには、逝ってしまった愛する人たちもいるようで、





村上春樹氏は、
嫌なことがあると「静かなる男」を見ると言っていたが、
今の私の気分は、
この「長い灰色の線」は、
穏やかな気持ちにしてくれる映画だと思う。
ほっとさせてくれる優しい映画だった。


 
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