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アンナカレーニナ
JUGEMテーマ:洋画
  トルストイの名作「アンナカレーニナ」の映画化。
美しい人妻の不倫の話しだけで終わるならば、
なんと、陳腐な物語ではないか。

しかし、それに対比させるかのようなリョーヴィンの生き方が
悲劇の中に救いをもらたしてくれた。

アンナカレーニナ役は、キーナナイトレイ。
彼女の映画は、
「つぐない」「プライドと偏見」では、どちらも美しい限りだったが、
「わたしを離さないで」の頃から、
顎のあたりの長さや骨っぽいのが、私には気にかかる。
ただ、目もとのアップだけなら、
相当美しく、見てるだけで幸せになれそうだ。

そして、不倫相手のアレクセイ役はアーロンテイラージョンソン。

アンナが惹かれるほどの魅力であったか?
最初に出会うシーンでも
まさか?という感をぬぐえなかった。

アンナの夫であるアレクセイカレーニン伯爵役は、ジュ―ドロウ
若き日のプレイボーイの様相は消え、
すっかり、おとなしく何でも許してくれる夫になりきっていた。

アンナとすれば
あまりにも物わかりのいい口の聞き方の夫に
不満もあるだろうし、イライラも募りそうだ。

兄の浮気で傷ついた兄嫁を見舞いに行った先で
出会ってしまったアンナと将校アレクセイ。

不倫などと真っ向から否定していたものが、
誰よりも情熱的に突っ走る
そう、破滅に向かって生きるアンナとなってしまった。

それにしても
不倫の二人に
少しも同情の余地もないような映画の作りだったが
実際、原作はどうであったかと私は首を傾げた。

夫であるアレクセイは、
将校アレクセイと一緒に生きたいという
わがままなアンナの願いに
それを許しても、
許さなくても罪になるのなら、
少しでも軽い罪を選ぶとして、
聖書のごとく
手厚い施しをもって、
裏切りのアンナをアレクセイの元に向かわせた。
汝の敵を愛せ。

アンナという罪。
夫アレクセイという赦し。

そして、リョーヴィンとキティの生き方。
彼らは、生きていくことに何が大切であるか、
広大な土地の領主として
農民と共に魂で生きる姿がすがすがしい。
特にキティの慈愛に満ちた行動。
リョービンも彼女の愛によって、偏見を解き放った。

リョーヴィンとキティという善。

トルストイは、人間のそんなものを原作で描きたかったのでは?
と観終わった後に思ったのである。




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