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17歳
JUGEMテーマ:洋画
  17歳と言う響きは、特別なものなのか。
フランス、イギリスといったヨーロッパでは、
18歳を成人とみなすので、大人になる前の危うい時を思うが、
日本でも17歳に18歳でも19歳でもない
特別な輝きを感じてしまうらしく、映画の邦題に使われることが多い。
かくゆう、私も17歳と言う響きにそそられ
この映画の他にも幾つかの映画を観た。

理屈じゃない性と生
それを上手くあらわしているいい映画だと思った。


名門高校生であるイザベルは、
何不自由もない中、娼婦としての顔を持つようになった。
週末はダメ。夜もダメ。夕方までの娼婦の時間。
それは、昔あったフランス映画の「昼顔」のよう。
しかし、ドヌーブ演じる昼顔は、人妻であり、
イザベルには、これと言った理由もなく始めた娼婦の顔。

携帯に着信があり、
やり取りをして、
その場所に行くのが好きだった。
カジュアルなファッションから、堅いスーツにチェンジして
彼女は変わっていく。

そう、何かしら理屈じゃないエネルギーを放出したいの。

名前も知らない相手との行為は、何も感じるものでもないが
ただ、ジョルジュだけは違った。
お互いにやさしく、それ以上を求めない関係。
そのジョルジュが性交中に亡くなった。
それから
今までの事が家族に知れ渡り。。という展開になっていく。

ジョルジュが自分のせいで亡くなった罪悪感。
そして、その行為自体に対しての恐怖
傷ついたメンタル。

そこに絡まっていく同年代の学生や
家族との葛藤の中で、
やりきれない、救われきれないイザベル。

ダメなんだ。同年代の彼でも
キッスをして、ふと、一瞬間 救われたと思ったけど
やっぱり。。ダメなんだ。

携帯のカードを入替え、、
イザベルは娼婦に戻る?

ラストにジョルジュの妻と対面するシーンがあり、
ジョルジュと行為を交わしたホテルの部屋に二人で入っていく。
そこはジョルジュが亡くなった場所。
最後の場所。
それぞれの立場で、それぞれの心を浄化しているのか。

ジョルジュの妻役の
シャーロットランプリングは、相変わらず綺麗で、知的だった。
何か幻想的な終わり方だったので、
解釈の仕方はそれぞれだけど、
私には、素直なイザベルの顔が見えたような気がした。

17歳を越えて、大人になるためには、色んな乗り越え方がある。
正しい道なんてない。
親は、心配のない道をと思うが、どうしようもない選択だってある。

イザベルとクラスの学生たちが、教室で唱えていた詩が
ランボーのもの。
この映画を象徴するかのような詩である。

ふと、私も自分のランボー詩集を開けてみた。

ロマン〜
17歳ともなれば、まじめ一筋ではいられない
ーある宵のこと 生ビールやレモネード
シャンデリアの輝く騒々しいカフェなど打ち捨てて
ー遊歩道のみどりの菩提樹並木を歩くんだ。


と詩は、続いていく。


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