映画を語ろう。
愛を語ろう。
忘れられない人〜UNTAMED HEART
 孤児院で育ったアダムは、
生まれつき心臓が弱かった。
それは、探検家の父親が秘宝のルビーを盗もうとしたとき
王であるヒヒに見つかり、殺された。
しかし、そのルビーは、アダムの心臓のためだと知ったとき
悔やんだヒヒは、自分の生きた心臓をアダムに与えたからなんだと
マザーカミラは、よく話してくれた。
信じるの?信じたくなるようなアダムのピュアな心。

お人よしのキャロライン
恋愛の最後は、いつも捨てられ、傷ついている
同僚シンディが言うには、
いい人すぎて、男を見る目がないのよ。

二人は同じ職場で働いているけれど、
無口なアダムは遠くから大好きなキャロラインを見つめるだけ。
ある日、
キャロラインがレイプされかかったときに
アダムが助けたことから、心を通わせ始めます。

とにかく静かに胸に染み入る映画です。
ピュアなもの同士だから、分かり合える何か
キャロラインの言葉を借りれば
「誰からも理解されない二人だから、理解し合えたのよ」

アダムは余計なことは言わないけれど
だから、一つ一つの言葉を
キャロラインもそうであるように
私も手のひらからこぼれ落ちないようにと大切に心にしまいたくなる。
そして、なんだか涙がこぼれれてしかたがないのです。
ピュアな気持ちが伝わりすぎる。
結末の悲しみを誘うようなそのピュアさ。

アダムの心臓は、相当悪く
移植をしなければいけないほど悪いことがわかります。
キャロラインが、移植を望んでもアダムが拒むのは、
それは、アダムのハートだから。心だから。
キャロラインを愛したハートだから。

心はどこにある?
心臓ではないの?
気持ちを感じるのは脳かもしれないけど、
心臓がバクバクするのは、
自分のこころが確かにそこに存在するから。と私も思う。

私のハートは、あなたのもの。
キャロラインのいうハートも
それはキャロラインの心臓だから。

生きていくのがどうしようもなくつらくなったとき
幼い頃、マザーカミラが聞かせてくれたレコードを
アダムは、今でも聞いている。
Nature Boy〜これが
この映画の伝えたいこと。
そして、心臓の病気で亡くなった彼を愛したことを
悔やまなかったキャロライン。初めて、最後までやり続けたことは
アダムを愛しとおしたことだもの。

死んでもアダムのハートは、
キャロラインのハートを忘れない。

本当に素晴らしく心温まる映画です。
心のつながりを優しく伝えてくれたからです。
後悔はない。愛して後悔はない。
そう、はっきり言えるのは、
この世の一番の喜びを知ったから。
愛することを知り、愛した人に愛されたから。
何度でも観たい映画です。
ただの涙を誘う映画では、ありませんでした。













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ワンデイ23年のラブストーリー〜One day
 その瞬間、
ハンカチで口を押さえ、泣き叫びたい声を押し殺した。
ワンデイ〜この映画を観たいと思った動機とは
あまりにもかけ離れたシーンに
心がたたずんだ。

ただ、題名にうそ偽りはなかった。
エマとデクスターのワンデイ〜
友達になってからの「7月15日」ずっと23年間のその日を
綴っていく。
それは、紛れもなくラブストーリーでした。


真面目なエマ
ちょっと軽めのデクスター。
二人は、大学の卒業式の日、
彼女の家で愛の行為をしようと試みます。
しかし、気持ちの高鳴りと行動がうまくいかなくって、
ただベッドで寄り添う行為で終わってしまう。
それからの彼らは、
友達以上、恋人未満の掟を作りながら
素敵なラブストーリーを生きていく。


エマは、メキシコ料理の店で働きながら
物書きとしての成功を夢見ているのだけど
うまくいかない。
一方、デクスターは、テレビで有名になります。
エマを尋ねて、その店に来たときの
デクスターの愛の言葉はこうです。

僕が君にプレゼントをするなら何をすると思う?
「自信」だよ。
すっかり、自分の才能に自信をなくしている彼女に
とっておきのプレゼントだと思う。

どんなときだって、
お互いに恋人が出来ても
振り向けばそこにいて欲しい互いの存在。
これは、本当に親友という立場なの?
体の愛の行為がなくなって
充分、二人は愛し合っている。
二人が大切にしているもの
笑える感性〜ユーモアの感性。
それは、二人だから分かり合える感性。

とうとう、あなたも私も
吹っ切れることなんて出来ないと知ったとき。
エマが小説家として成功し、
デクスターがバツ一となって
二人が選んだ道は、二人で一緒に歩む道。
幸せでした。
愛する人と生きる幸せを二人はやっと手に入れた。

しかし、物語はそこで終わりませんでした。

映画のラストで知らされたことは、
あの卒業式の添い寝の愛の行為のその後があったということ。

そう、最初から
彼らのラブストーリーは
すれ違いの愛の物語だったかもしれないと
気づいてしまいました。

そして、エマが笑顔で
電話番号を教え、実家の電話番号と住所を教えて
さよならする23年前の7月15日の回想シーンで、
もう、泣けて泣けてしょうがなかった。
そっか、あの時に
そのまま愛の行為が出来ていたなら、
二人は、長い長い親友としての間を
もっと違った愛で生きていられたのかもしれない。

デクスターの母親の台詞も忘れたくない。
テレビで成功し有名になっても
俗っぽい息子の姿を悲しみ、
お願いだからという
「礼儀正しい、愛情深い人になってほしい」
そして、
デクスターはエマを通して、そうなった。

One day〜その7月15日は、ずっとずっと
23年をすぎても巡ってくる。
エマ役のアンハサウエイがあまりにも
悲しすぎるほど
いえ、悲しくも美しかった。

映画館は、若者はほとんどいなくってガラガラでした。
中年以上の人たちが多くって、
娯楽映画もいいですが、
こんな愛の物語を鑑賞することを求めていないことも悲しくもありました。





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わたしの可愛い人 シェリ〜Cheri
 ココットとは高級娼婦。
彼女らには、譲れないプライドがあり、美しさでこの世を渡ってきた。
レアは、元高級娼婦。
その娼婦仲間のマダムから息子を一人前の紳士にして欲しいと頼まれる。
年の差は、歴然だけど
キッスを交わしたときから、何かを感じていた。
ついには、数週間のつもりが、6年の関係になってしまう。

しかし、いろんなものを身につけ男になったときは、さよなら。
結婚へと向う愛しのシェリ。
そんなことは百も承知でいたはずなのに、レアは心底恋してしまった。
そして、忘れるために
センチメンタルジャーニー

肌と肌は、何故、何を感じあえるのか。
若妻との愛の行為のあとは、
背中を向けて終わりのシェリ。
本当に愛しているとは、どういうことなんだ。

レア役のミシェルファイファー
わたしにとっては、
「アンカーウーマン」の頃の初々しさが忘れられないのだけど、
女性にとっての老いは、
男性の何倍も加速して追っかけてくる
そんな表情を
綺麗さと交互に見せてくれる。

キャシーベイツ演じるマダムが
レアに向って言う言葉も痛切。
レアの香水がよく香ると言いつつ、
香水は、年齢を重ねると、肌に染みこむものよ。

そういえば、シャワーの水が
肌にはじけて、まあるい水滴が
いくつもあることが若さの象徴であることを思い出す。

結局、
年齢差があっても
忘れることの出来ない二人、
求め合うけれど、
そこには、若妻を知ったシェリの気持ちが
お互いの永遠の別れを促すことになる。

生涯唯一の愛した人〜シェリにとっては、レアなのに。
彼女を最後まで守り通す、
愛しぬく勇気がなかったシェリ。
それでも、
彼なりに責任を取った行動をするのだけど、
エンディングでの
アップされたレアの顔は、
老いた顔つきをあらわにしていた。
年齢は、時のいたずら
レアは、早く生まれすぎたのだ。

老いは、必ずやってくるもの。
それをどんな風に思いやって克服するか。

愛とは、変わるものあれば変わる愛〜愛ならずなのだ。










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私を離さないで〜Never let me go

ドナーとオリジナルの人生に何の違いがあろうか。

キャシーは、最後にそんなことを話す。
たとえ、過酷な人生だろうと、生きることには変わりない。
生きる意味〜死ぬまで、わからずとも命の終わりは、すべてにある。
愛すること〜いつか死がこようとも人は愛してたことに後悔はない。

重いのだ。
静かなのだ。
切ないのだ。
淡々と綴られる愛
一つ一つのシーンが、哀しいのだ。

生まれながらに自分の運命が決まっている子どもたち
彼らは、寄宿学校で、規則正しく生活を行い、自分のドナーとしての運命を待つ。
そして、ドナー同士、本当に愛し合ってる二人なら、
ドナーの命の終了に猶予期間が3年もらえるということ。
そんな噂が彼らの中にはあった。

誰かのための臓器になる。臓器提供は、何度繰り返されるのか。
第一回で
Complete〜終了なのか。
二回目で
Complete〜終了なのか
それとも三回目で
Complete〜終了なのか。
四回目までに
Completeしなければ、植物人間で生きることになるのか。
映画では、終了と訳されていたけれど、
Complete〜命の完全遂行〜成し遂げたもの
私の中では、ドナーの運命を背負わされた子どもたちの
完璧な使命の達成を思う。


キャシー、トミー、ルースの3人
キャシーとトミーの仲をルースが嫉妬のあまり裂く。
ルースとトミーの愛の行為にトミーの感情は感じられない。
強烈に女の嫉妬といやらしさを出しているけど
ルースだって、生きてるんだ。
いろんな感情があるからこそ、生きている。

居た堪れなくなったキャシーは外に向かい
介護士としての人生を歩み始めたとき
ルースの最期に出会う。
そして、彼女は、自分の過ちを詫び、
二人にドナーの猶予期間を申請して欲しいと彼らにその行動を進める。
あなた達には本当の愛があった。

それからの3人が切ない。
誰でもいいから、
性行為をしたいと思うときがあったと告白するキャシー
ポルノ雑誌を見ていたのは、性行為できない口惜しさではなく
自分の臓器提供する女性はどんな人だろうと
確かめたかったんだね?とわかってくれるトミー
その二人が
初めて、キスを交わすシーン。
トミーが泣いている。
人は、愛を感じると何故だか泣けてしまう。
キッスだって、
愛の行為だって、愛を感じると泣けてしまう。

最期は、哀しいけれど
ルースは、執行猶予を貰うと決断したと告白するキャシーに
「good」といえたことが救いであったと思う。
彼女なりにトミーを愛していたから
「good」だったんだと。。
トミーは、キャシーに看取られ、
笑顔で
Complete出来たことが救いであり
キャシーは、トミーを知ったことに
人生の意味があったと思う。

キャシー役のキャリーマリガン、映画「17歳の肖像」の彼女の
静かな演技に溢れる涙を止めることが出来ませんでした。




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ワルキューレ〜Valkyrie
 ナチスドイツのヒトラー暗殺計画のお話

トムクルーズの五体満足ではない役柄は、始めてみた気がする。
何度か彼の後姿が映るのだけど、
短く切った髪の毛が妙にりりしく感じられます。

ワルキューレの騎行は、音楽ではよく聞くんだけど
これが、軍事の勝利の女神だとは知りませんでした。

このワルキューレという命名された作戦を使って、
ヒトラー暗殺を企てる意志ある者たち。

人は、何のために生きるのだろう?
ドイツ=ヒトラーの狂気 
ドイツはそれだけではないという思い。
良心〜魂で生きていく人達。
その他大勢が、そうなのだ。
命というものは、
それぞれの価値で、何かを見つめる。

しかし、暗殺のワルキューレ作戦の失敗、
捕まる人たち、
残された家族、
死は、つらい悲しみではあるけれど
誰かが
誰かの命が犠牲となってつながるものがあるのだ。

次なる希望へと向かい
人は、自分の為ではなく
世界の平和、
やってはいけないという良い良心に従って
取り返したいものにもつながっていく。

思いである命のともし火は、決して、消えることはなく
その後、ヒトラーは、戦争に負け
悪の支配は終わった。

トムと家族がお別れするシーン
妻とのキッスは、
全てを噛みしめ、理解する者同士の行為だ。
万感の思いを感じられることができます。

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わが谷は緑なりき〜How green was my valley
 どんなに年月を重ねても、心の中の思い出は、消えはしない。
いつまでもヒューの中では、50年前のそれは、緑輝く谷なのだ。

末っ子のヒューを通して、モーガン家とそれに関わった炭鉱町のみんなとのふれあいを描いている。


「私は子供の頃、すべてを父に学んだ。間違いや無駄な教えはなく
昨日聞いたかのように私の胸の中に刻み込まれている」

そんな父親のいる家庭は、神に感謝し、家族みんなが助け合い、
尊重し、誠実に生きることを教えてくれる。
なんかいいねー。みんな愛し合っている。
昔は、きっと こんな風にみんな素直に生きていたんじゃないのかな。。
と子供の頃を思い出します。

姉と牧師が愛し合うんだけど、
牧師は、自分の選んだ道だから貧しい生き方でいいけど

彼女には、早く白髪になる苦労をさせたくないと 愛する権利を放棄する。
そして、彼女は、炭鉱主の息子と結婚することになる。
彼らは何にもしてないのに、みんなの陰の悪口で、
モーガン家は、お昼も暗い家になってしまう。
そのときに、母親が言う言葉は、「みんなの心の目がにごっているのよ」
優しい口ぶりがうれしいです。
あんなにされたら、もっと辛らつな言葉をいいたいのに。。

みんなの偽善のかたまりに嫌気のさした牧師もこの谷を去ろうとしたとき、
落盤事故があり、モーガン家の父親が事故にあいます。
助けにヒューと牧師も行くのですが、亡き人になりました。
亡骸を抱いて、ヒューは思うのです。

「父のような男に死という言葉はない。
今も記憶に生き続け、愛を教えてくれる」

家庭が一番の社会であり、この世に大切なものを教えてくれるのが親です。
愛ある教えを素直に受け入れられる家庭。。

きっと私たちも親からの影響がたくさんあるはずです。
いくつになっても昨日の事のように思い出す教えてくれたこと。。
愛があるから、、永遠に忘れないのよね。

この映画は、40カラットを教えていただいた方からの推薦です。
優しい気持ちになれる映画をありがとう
言霊には、モーガン家のパパの教えをアップします。





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ワンスアポンアタイムインアメリカ

友情と裏切り〜人は、信じあえるのか。

仲間と悪事の数々を働いていた少年ヌードルスとマックス
彼らは禁酒法の隙間をぬって荒稼ぎを続け、ギャング集団として頭角を現わしていった。
だがある時、ヌードルスはマックスの強引なやり方に見切りをつけ
裏切り、マックスは警察に殺されてしまう。
しかし、大どんでん返しで。。
子供の頃からずっとギャング仲間だった二人。
過去も現実もデニーロがアヘンの煙に巻いちゃう感じなんだけど、

大人になりきれないヌードルスと大人になってしまったマックス。
お商売〜お金持ちになることを夢見て話すマックスの海岸でのシーンが印象的。
所詮無理だろうと言い切るヌードルスに真剣になって怒るマックス。

年老いて、再会したとき、 それでもマックスが持っていた懐中時計は、ヌードルスへの思い。
友情。
ヌードルスは、マックスに愛する女性も取られちゃったのに、ずっと友情を持っていた。

この世の中裏切りと信じあうことが交差している。

本当に信じあえないの?

最後のアヘンをすってるデニーロのシーン。いろんな解釈があるけど
私の中では、なにもかもそれでも包み込む友情を感じてしまう。

見終わったあと、 何かの場面で、ふとこの映画を思い出す。
自分が、友情、裏切り 信じあえる奇跡。。そんなことを考えるとき。
私は、大人になりきれないヌードルス




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  • 縞模様のパジャマの少年〜The Boy in the Striped Pyjamas
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